VtubeStudio 表情トラッキング調整

VtubeStudio 表情トラッキング調整

はじめに

本記事は、Live2dモデリングをご依頼いただいた方へむけた、
キーバインド設定周辺についてまとめた記事です。
VtubeStudio(以下VTS)を初めて使用する方もやり方がわかりやすいようまとめておりますので、参考になればと思います。

その他のVtubeStudio使い方に関する記事はコチラ
 https://yrfwch.com/tag/VTS-tips

VTS カメラ側のトラッキング設定

①VTSを起動
 ウィンドウ内の背景部分をダブルクリック
 右のようなメニューが表示されます。

「歯車マーク」をクリック

様々な設定欄がありますが、その中でも特にここは設定を確認したい部分を説明します。

VTS トラッキング設定(Webcam)

③左上に4つ並んだアイコンの内、左から2番目のアイコンをクリック

・まばたきの両目同時化
 カメラを正面におけない場合や、ウィンクをしない方などは、
 VST上の設定によって瞬きを必ず両目同時にしたりできます。

VTS モデルの調整

人それぞれ身体の差(目の開く大きさや、黒目の大きさ、口の大きさ、唇の厚さなどの差)によりトラッキングのしやすさに差があります。
そこを、個々人に合わせセットアップしていきます。

IN・OUTの設定方法

INとOUTがどのようにモデルに影響するのか、Face Left/Right Rotation を元に説明します。

INの数値

自分の動きがモデルに入力されるときの値の範囲を設定します。
自分が小さく動いてもしっかり反映したい場合は狭い数値、
自分が小さく動いたときにはあまり動いてほしくない場合広い数値を設定します。

例えば首を左右に振るのが苦手な人は、
INの数値(左側の数値)を小さめにすることで小さい動きでもしっかり動くようになります。

OUTの数値

自分が動いた結果モデルにどのように出力されるかを設定します。

大きく動いたときの動きが気に入らない等、モデルの可動域自体を狭めたい場合もあります。
この場合はOUTの数値(右側の数値)を小さめにすることでモデルの可動域を狭められます。

逆に一番大きく動いたときの数値になるタイミングを長くしたいなどの場合、OUTの数値(右側の数値)を大きめにすることでモデルの可動域を狭められます。

各種parameterの関連

Face Left/Right Rotation
IN:FaceAngleX
顔を左右に水平に動かした時の範囲
Face Up/Diwn Rotation
IN:FaceAngleY
顔を上下に垂直に動かした時の範囲
Face Lean Rotation
IN:FaceAngleZ
顔は正面のまま頭を左右に動かした時の範囲
Eye Open Left
Eye Open Right
IN:Eye Open Left
目の開閉
目が半目になったりするとき対処できます。
Eye Smile Left
Eye Smile Right

IN:MouthSmile
笑顔
Eye X
Eye Y

IN:EyeRightX, EyeRightY
目玉の移動
Brow Height Left
Brow Height Right

IN:Brows
眉の上下移動
Brow Form Left
Brow Form Right

IN:Brows
眉の変形
Mouth Open
IN:Mouth Open
口の開閉
狙った口の形になりにくい場合などは確認してみましょう。
Body RotationX
IN:FaceAngleX
身体を左右に水平に動かした時の範囲
Body RotationY
IN:FaceAngleY
身体を上下に垂直に動かした時の範囲
Body RotationZ
IN:FaceAngleZ
身体は正面で身体を左右に動かした時の範囲

VTS ガチ恋距離の設定

カメラとの距離が変化したときに、画面上での座標が変化します。
例えばカメラから離れるときに変に小さくなる場合や、
実際にカメラに近づいたら画面上で近づくように見せたい場合に、設定をします。